あとがき
▼はるがきてきれいになつたそらのいろ 小6
白鳥がさつた川には水の音 小6
つくしんぼだれが一番のびるかな 小4
▼これは長野県の子供たちの作品です。春の来るのが遅いところでは、空の色、水の音にも敏感になり、春よ春よと待つのです。
▼三月という明るい、あたたかな季節がくると、大人も共々この子達の心をよみがえらせて、自然への目をむけたくなるのです。何とか外へ出て1ヶ所にとどまっていたくない。そんな気分になってまいります。
▼まなじりに由緒をとどめ古雛<福寿学苑>房代
水温む家鴨に投げてパンの屑 百代
麦青む雑木林のけぶり見ゆ <万寿園>慶道
▼雛祭といいお花見といい、摘み草といい皆外へ外へと心が向きます。昔々の秡の行事や禊の行事が、変形して雛祭や磯遊び、山行き、花見の行楽と化してきた事が納得出来ます。
▼東京では、深大寺だるま市、高尾山火渡り、浅草寺金竜の舞、品川の千体荒神大祭など、句材によい祭りがあり、人々は出かけます。
▼和歌山の淡島様の雛流し、鳥取県の桟俵にのせた流し雛など有名ですが、今も昔も幸多かれと祈る心は同じですね。
▼父やさしく母きびしくて雛祭 石城暮石
(小島千架子)

年の花 清規
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(年の花編集担当)
山崎ひさを・椎橋清翠・小内春邑子・小島千架子・宇都木水晶花・平澤幸子